

総勢約20名のスタッフを抱える会社となったわたしたち。各部署のスタッフがお互いを知っていても他部署のスタッフのことはまだよく知らなかったり、店舗スタッフはお客さまとの接点があってもオンラインのスタッフはお客さまとの直接的な接点がないという、ところどころで感じる一方通行は少し寂しいなと感じていました。
そこで、こんなスタッフがこんな思いを持ってみなさんにワクワクやかわいさを届けているんです!と伝えたいな、メケアリサやヨーキーコーヒーで働くスタッフのことを、もっともっと知ってほしいなという気持ちが相まって、スタッフインタビューを行うことにしました。
ブランドを支えてくれるわたしたちのメンバーを、少しずつではありますがこの場でご紹介させてくださいね。
BACK NUMBER
[VOL.1] 川口由梨|MEKEARISA|EC
[VOL.2] 米谷春乃|SHOP MANAGER
[VOL.3] 川﨑碧衣|YORKIE COFFEE
[VOL.4] 鴇田里緒|MEKEARISA|EC

みんなが頼れるサポート役に。その人の雰囲気に合わせた提案が得意です


丹羽 恵梨花さん|MEKEARISA | SHOP STAFF
もともとはECチーム採用だったが前職の経験を生かして2022年4月からショップに異動。お気に入りのYouTubeチャンネルは「東海オンエア」。ゆるいタッチのイラストが好きで、最近は「もくもくちゃん」にハマっている。
―MEKEARISAのECチームで働くことになったきっかけを教えてください。
2022年の1月にECチームの立ち上げメンバーとして入社し、4月から店頭での勤務にシフトしました。もともとアパレルで店長をしていた経験もあり、面接の際「接客も向いてそうだから、ポップアップの人員が足りない時に手伝ってもらうかも」と言われていたんです。私も働いているうちに、お客さまと楽しくお喋りする方が向いているかもと感じて。春頃に店舗スタッフの募集をかけたタイミングで「店舗で働いてみたいです」と愛理紗さんに伝えました。
―店頭勤務とEC、どちらも経験して感じたことはありますか?
オンラインショップの運営は直接顔が見えないからこそ責任感のある仕事なんだと感じると同時に、私自身はやっぱりお客さまの顔が見える店頭で働く方が合っているなぁと。特に夏場はめちゃくちゃ忙しいですが、乗り切った時のやりがいはひとしおです。
―忙しい時間も楽しみながら働いているんですね。どのようにMEKEARISAを知ったんですか?
カスタネさんとコラボしていた時にスタッフさんが持っていたバッグがたまらなくかわいくて、Instagramのメンションに飛んで初めて知りました。それと同時に愛理紗さんのことも知って、枚方にこんなかわいい方がいるんだとファンになりました。

―MEKEARISAに転職して、扱うアイテムが洋服からバッグになりましたが接客のアプローチは変わりましたか?
普段の装いやライフスタイルなどを伺って、雰囲気に合ったものを提案するのが私の接客スタイルなので、扱うものは違えど大きな変化はなかったです。先日ご来店されたご婦人に「この方はベージュが好きそうだな」とベージュをご提案したところ気に入って購入してくださりました。その時に、その人の持つ雰囲気やファッション、メイクを見て提案するのは得意だと改めて実感しましたね。
―丹羽さんはきっとファッションもお好きなんですね。
おしゃれをするのは大好きです。今日みたいにシンプルなコーディネートもするし、レースアイテムや付け襟を使ったガーリーな着こなしも好き。ジャンルに縛られず、幅広いファッションを楽しんでいます。だからこそ、お客さまにマッチする商品を提案しやすいのかもしれません。
―これなら私にお任せ、と自信を持って言える業務はありますか?
興味のあることに関しては記憶力がいいのでカラーの名前や微妙な違いはしっかり覚えています。お客さまにも自信を持って説明できますし、スタッフにも尋ねられることもよくありますね。

―MEKEARISAの商品のことをしっかり理解していらっしゃるんですね。一緒に働くスタッフさんの中で、須田さんはどんなポジションなんですか?
マネージャーの春乃さんの次に勤務歴が長いので、彼女のサポート役に回ることが多いです。春乃さんはECチームのリーダーも兼任している溜めタスクもたくさん。そのぶん業務をフォローやスケジュールの確認をしています。小さなことかもしれないですが、それによって少しでもスムーズに物事が進められたらと思うんです。
―そういう方がいらっしゃると、周りのスタッフも働きやすいと思います。勤務するうえで、何か意識していることはありますか?
自分自身もお客さまと一緒に楽しむことです。最近はリピーターさんが多いので、どのバッグを持っているか尋ねたり世間話をしたり、一人ひとりとしっかりお話してMEKEARISAをもっと好きになってもらえるよう励んでいます。
―どんな時にやりがいを感じますか?
日々たくさんのお客さまが来店されますが、自分が接客したお客さまのことをなるべく覚えておけるよう心掛けています。リピートしてくれた際、「あれを持っているので、次はこちらはいかがですか?」と提案したり前回の話の続きをしたり。お客さまが目の前で喜んでくださるとモチベーションが一気に上がってやりがいを感じます。
―自分のことを覚えているかどうか自信がないお客さまも多いと思うので、スタッフさんからアプローチしてもらえると嬉しいと思います。働いていて嬉しいと感じる瞬間はありますか?
自分たちのがんばりを褒めていただいた時ですね。昨年、愛理紗さんがハワイで買い付けたヴィンテージキャップのインスタライブをショップのみんなで開催することにになって。ライブ後に「みんなのトーク力が上がってる!」と愛理紗さんが褒めてくださって。ライブの次の日にお客さまから商品の問い合わせもいただいて、がんばって良かったなと思いました。

―前職でもインスタライブはされていたんですか?
そうですね、何度もやっているので慣れてはいます。でも当時はちょうど春乃さんがいない日で、しかも公式のアカウントを介してだったので2万人以上のフォロワーに自分たちの声が届くんだと思うと緊張しました。洋服やバッグなら紹介できるポイントもたくさんありますが、キャップの魅力をしっかり伝えるとなると結構難しかったです。
―働いていて、悔しいと感じることはありますか?
インスタライブで「このことについて話そう」と考えていたにも関わらず、結局タイミングを逃して言えずに終わってしまうと悔しくなります。あとは、ミーティングで自分の意見をきちんと伝えられなかった時。もっと色んなことを勉強して、自信を持って発言できるようにならなくちゃと思いますね。
―それができるようになれば、仕事がもっと楽しくなるかもしれませんね。店頭で働いていて、印象的だった出来事はありますか?
一昨年はコロナ禍でクローズしていたので、2022年がMEKEARISAのショップとして迎える初めての夏でした。ありがたいことに連日たくさんのお客さまにご来店いただいたので、整理券を配布して人数調整をしていたんです。だけど、16時まで配布する予定の整理券を13時頃には配り終えてしまう日が何度かあって……。公式アカウントのストーリーズで素早く受付終了のアナウンスはしていましたが、知らずにご来店いただくお客さまもいて、「遠方から来たのに入れないの?」とお言葉をいただくこともありました。もちろんご来店いただけて本当にありがたいですし、ご入店いただきたい気持ちもあるんですが、先に整理券の受付をしている方に申し訳ないという思いもあり。何度かお断りをさせていただいて、心苦しい思いでいっぱいでした。お店の運営って大変だなと改めて感じた出来事でした。

―サマーシーズンのお店の運営は、今後の課題の一つなのかもしれませんね。MEKEARISAを運営する会社はまだ創業して間もないですが、前職のアパレルとの違いやお店に対して思うことを教えてください。
マニュアルの用意がなく、一つひとつみんなで話し合って決めるところが大きな違いです。実際、整理券の配布方法もみんなで相談して決めていて、自分たちが動きやすいよう現場で判断できるのは魅力ですね。イレギュラーなシーンでは判断に迷うこともありますが、私は自分たち次第でより良い職場にしていけるという点で、今の職場の方が働きやすいと感じます。
―どんな場面で自分の成長を感じますか?
お客さまで賑わっている店頭でもしっかりお声がけして、セットでの購入に繋がった時などです。自分の提案をお客さまに気に入っていただけると、心が通じ合った気がして「今日はいい感じ!」と気分がグッと上がります。
―MEKEARISAのスタッフの一員として、これからどういう風になっていきたいですか?
店頭に立つメンバーの中で一番年上ということもあり、みんなを見守りつつサポートに回れるよう、心に余裕を持って働けたらなと思います。全員が働きやすい環境作りが目標です。
―この会社で実現したいことはありますか?
前回のインタビューでECの川口さんが仰っていたように、枚方に根付いたイベントや足を運んでもらえる仕掛けを考えて、この街をもっと盛り上げていきたいと思います。
―最後に、読者へのメッセージをお願いします。
Instagramでチェックしている遠方の方も多いと思いますが、あれこれ悩む時間も楽しいですし、機会があれば実際に店頭で見ていただきたいなと。どうせなら、YORKIECOFFEEや近所の枚方パークにも足を運んでもらって、枚方をまるっと遊んでもらいたいです。MEKEARISAは真面目で優しいスタッフばかりなので、きっと気持ちよく過ごしてもらえると思います。お越しいただいた際は、ぜひお気に入りを見つけるお手伝いをさせてください!

Photo / Shirai Koumei
Writer / チリマルコ
Editor / Arisa Matsuo