

総勢約20名のスタッフを抱える会社となったわたしたち。各部署のスタッフがお互いを知っていても他部署のスタッフのことはまだよく知らなかったり、店舗スタッフはお客さまとの接点があってもオンラインのスタッフはお客さまとの直接的な接点がないという、ところどころで感じる一方通行は少し寂しいなと感じていました。
そこで、こんなスタッフがこんな思いを持ってみなさんにワクワクやかわいさを届けているんです!と伝えたいな、メケアリサやヨーキーコーヒーで働くスタッフのことを、もっともっと知ってほしいなという気持ちが相まって、スタッフインタビューを行うことにしました。
ブランドを支えてくれるわたしたちのメンバーを、少しずつではありますがこの場でご紹介させてくださいね。
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[VOL.1] 川口由梨|MEKEARISA | EC
[VOL.2] 米谷春乃|SHOP MANAGER

初心を忘れずに日々勉強!“真剣さ”と“遊び心”が共存する職場


川﨑碧衣さん|YORKIE COFFEE
本格的にバリスタの勉強を始めて3年目。学生時代は軽音楽部に所属し、バンド活動をしていたそう。趣味は映画鑑賞。最近のおすすめは、主演の役所広司さんの迫力ある演技に衝撃を受けたという『すばらしき世界』。
―YORKIECOFFEEで働くようになったきっかけを教えてください。
以前は心斎橋のカフェでバリスタをしていました。もともと愛理紗さんのファンで、ちょうど転職を考えていた時にYORKIECOFFEEがオープンすることを知って応募したんです。お店ができる過程もInstagramでずっと見ていたので、働けることになって嬉しかったです。
―今はどういう仕事を担当されているのでしょうか?
バリスタ、レジ、フード提供などを担当しています。任された仕事をがんばるのはもちろんですが、みんなが心地よく働ける環境を作りたいと思っていて。どんなに忙しくても明るい立ち回りや話し方を心掛けています。

―そういう方がいらっしゃると職場が明るくなりますよね。他にはどんなことを意識して働いていますか?
お店に活気も生まれるので、お客さまとスタッフを巻き込んで会話するようにしています。あとは相手から話しかけられやすい雰囲気を作ること。例えばお客さまがオーダーをする際、迷ってしまう前に気軽に話しかけてみるとか。実際私がカフェに行った時に「話しかけやすいな」と感じるのはそういう方なので、自分自身も意識しています。また、遠方から足を運んでくださるお客さも多いので「おうちはお近くですか?」とよくお声掛けしますね。そこから会話が広がっていくことがほとんどです。
―遠方からのご来店は嬉しいですよね!YORKIECOFFEEの魅力はどんなところだと感じますか?
いっぱいあります(笑)!まずはここに集まったスタッフたち。一緒に居て気持ちよく働ける方ばかりなんです!知り合って間もないけど本当に大好きです。そして、この空間ですね。かわいくておしゃれなことはもちろんですが、晴れの日に差し込んでくる太陽の光がめちゃくちゃキレイで癒されます。木目の温かみも相まって、落ち着いて過ごしていただける空間だと思います。屋号の“YORKIE”は“陽気”にもかかっているのですが、まさにその通り。訪れただけでほっこりした暖かい気持ちになっていただけますよ。


―前職でもカフェで働いていたとお聞きしましたが、今の職場との違いはどんなところでしょうか?
以前は大手のカフェで働いていたので業務はすべてマニュアル化されていましたが、ここはまだ作り上げていく途中って感じ。スタッフみんなで意見を出し合って、ゼロから築き上げていくのが新鮮です。大手だと本社判断が必要な案件も多いですが、自分たちで話し合ってどんどん良くしていけるのが嬉しいですね。丁寧に考えて、お客さまや自分たちにとってベストな答えを模索したり、お客さま目線に立って働けることが好きなので、私にはとても合っていると思います。
―どういう時にやりがいを感じますか?
オーダーの内容についてお客さまから相談を受けることがあるのですが、ドリンクとフードのどちらかが決まっている場合は、先に聞いてペアリングできるものをおすすめしています。それを喜んでくれた時や「おいしかったです♡」と伝えてくれた時にやりがいを感じますね。
それから、YORKIECOFFEEではお皿とスプーンの色の組み合わせをお客さまの服装や雰囲気を見て決めているんです。ドリンクとおやつを並べてたくさん写真を撮ってくださっているのを遠目から見つめているのですが(笑)、お客さまのファッションとの色合いがマッチしていた時は、こっそりガッツポーズをしたくなります(笑)。

―これまでで最も嬉しかった出来事を教えてください。
キャリーケースを持って遠方から来られたお客さまが、次の日も連続で来てくれた時です。京都に泊まると聞いていたので、わざわざ足を運んでくれたことに感動して「もう一度来てくれたんですね」と席まで話しかけに行きました。時間のない中でもう一度行きたい!と思い出してくださったことが、とっても嬉しかったです。
―働くなかで、どのような時に難しさを感じますか?
バリスタとして毎朝行っているコーヒー豆の味の調整です。味覚や嗅覚を使うとても繊細な作業で、その時間が私にとって一番の鍛錬になっています。前職でもバリスタをしていましたが、お豆の種類や味わいも以前と違うので、新しくスタートしたような感じ。味覚って毎日微妙に変化するのですが、それに影響されることなく、お店では変わらない味を提供しなきゃいけない。それが一番難しいですね。そのためにスタッフみんなで味合わせのための「コーヒーノート」を毎日更新しているのですがスムーズに調整することができないことが多いので、勉強を続けて少しでも早く味を覚えられるようになりたいです。
―最も印象に残っていることを教えてください。
幼い頃から動物が好きで、動物園の飼育員になるのが夢だったんです。YORKIECOFFEEはわんちゃんOKなので、この空間に4匹わんちゃんが集まった日は私にとってはまさにパラダイスでした(笑)。大好きな動物たちを見つめながら働けるなんて幸せだなぁと感じます。
―どんな時にご自身の成長を感じますか?
個人的な判断にはなりますが、お客さまとの会話で「この人に絶対リピートしてもらえる!」と確信を持てた時ですね。接客が好きでオープン当初からずっとがんばってきたので、それが報われたような気持ちになります。それから、自信を持ってお客さまに提供できるおいしいコーヒーやラテを淹れられた時。どんな時でもお店の基準、YORKIECOFFEEがおいしいと思う味を安定して出せるよう心掛けていますが、そのレベルをどんどん上げていきたいと思っているため、渾身の一杯が入ると自信につながります。
“成長したい”というモチベーションを維持するのって難しいことですが、常に現状に満足せず働いていきたいですね。アピールは得意じゃないけれど、積極的に業務をこなして周りの信頼も得たいと思っています。まだできないことも多いので、できることの幅を広げたいです。日々の信頼を少しずつ積み重ねて「この人なら任せても大丈夫!」と思ってもらえるようにしたいですね。

―この会社で実現したいことはありますか?
MEKEARISAが参加するポップアップにYORKIECOFFEEも出店できたらなと考えています。一緒に出店することができれば、より枚方まで来てくださるきっかけ作りになるなあと。この空間に足を運んでくれる人をもっと増やしたいので、いつか採用されたらいいなと思っています。
―それでは最後に、読者へメッセージをお願いします。
YORKIECOFFEEはお店の外観や内装の見た目だけのお店ではありません。ドリンクはもちろん、おやつは中のキッチンでパティシエが一人でこだわりを持ちながら作っています。また、私たちが使っている道具や材料、カトラリーなどの一つひとつを丁寧に扱い、一人ひとりのお客さまに対して愛情を持って接しているお店です。枚方という場所は大阪と京都の真ん中で、決してアクセスのいい場所ではありません(笑)。でも枚方市駅からは徒歩3分ほどと立地は良いので一度訪れていただければ「来て良かった」と絶対思ってもらえるはず!機会がございましたら、ぜひお立ち寄りください。皆さまにお会いできることを楽しみにしています!

Photo / Shirai Koumei
Writer / チリマルコ
Editor / Arisa Matsuo