総勢約20名のスタッフを抱える会社となったわたしたち。各部署のスタッフがお互いを知っていても他部署のスタッフのことはまだよく知らなかったり、店舗スタッフはお客さまとの接点があってもオンラインのスタッフはお客さまとの直接的な接点がないという、ところどころで感じる一方通行は少し寂しいなと感じていました。
そこで、こんなスタッフがこんな思いを持ってみなさんにワクワクやかわいさを届けているんです!と伝えたいな、メケアリサやヨーキーコーヒーで働くスタッフのことを、もっともっと知ってほしいなという気持ちが相まって、スタッフインタビューを行うことにしました。
ブランドを支えてくれるわたしたちのメンバーを、少しずつではありますがこの場でご紹介させてくださいね。
BACK NUMBER
[VOL.1] 川口由梨|MEKEARISA | EC
[VOL.2] 米谷春乃|SHOP MANAGER
[VOL.3] 川﨑碧衣|YORKIE COFFEE
チームワークの良さが自慢。MEKEARISAの世界観を何より大切にしています。
鴇田里緒さん|MEKEARISA | EC
東京出身、関西に住んで3年目。2歳の男の子を育てるおしゃれなママ。ワンちゃんが大好きで、現在は2匹のポメプーと一緒に暮らしている。オフィスの整理整頓も進んで行うキレイ好きさん。
―MEKEARISAのECチームで働くことになったきっかけを教えてください。
2022年の1月にECの立ち上げメンバーとして入社しました。以前は京都の鞄メーカーで企画を担当していたんですが、展示会などで出張する機会が多く、出産をきっかけに退社を決めたんです。そんな時、偶然MEKEARISAのECチームの募集を見つけて、「ここなら仕事と育児を両立できそう!」と思い応募しました。今は子どもを保育園に預けながら、週に数回勤務しています。
―企画のお仕事をされていたんですね。前職の具体的な仕事内容も気になります。
バッグのデザインやパターンを考えて、工場に発注する仕事をしていました。
―MEKEARISAとの出会いはどんなかたちでしたか?
東京出身なのですが、3年前から関西に住み始めたんです。こっちに引っ越してしばらく経った頃、InstagramでMEKEARISAを偶然見つけてママバッグを探しに行きました。たぶんオープンして1週間後くらいのタイミングだったのかな。実際に店舗に足を運んでみて、素敵な世界観に夢中になりました。
―なるほど。最初はお客さんからスタートしたんですね。ECチームの中で、鴇田さんはどんな業務を?
その時どきに応じて何を掲載するか選んで撮影したり、商品を発送・梱包したり、オンラインショップの運営をしています。個人的には、前職でPCを使った業務が多かったので、その経験を生かしてオンラインにアップロードする作業も担当しています。
―ちなみに得意な業務ってあったりしますか?
何ごともパパッと決められるタイプなので、オンラインにアップする商品も迷いなく決めて進められます。それが得意なことって言っていいのかはわからないけど……(笑)。
―そういう方が一人いらっしゃると、一緒に働く人はめちゃくちゃ助かってると思います。普段、働くうえで意識していることはありますか?
MEKEARISAの世界観やかわいさがブレることのないよう、一定の基準を保ちながら魅力を伝える努力をしています。お店やブランドが本当にこだわりを持ってやっているかどうかは、Webサイトを見ているお客さまに伝わることだと思うんです。私たちはバッグの種類はもちろん、カラーの配置や絵文字の使い方までこだわっていて。これまで愛理紗さんが築いてきた世界観が決して薄まることのないよう、細心の注意を払って働いています。
―絵文字一つひとつにも気を遣っているんですね。以前バッグのメーカーで働かれていたというのもあって、会社のカラーを大切にする意識が自然と身に付いているのかもしれませんね。
自分ではわからないけど、もしかしたらそうなのかも。ただ純粋な気持ちで、愛理紗さんが築き上げてきたものを崩したくないんです。
―仕事のやりがいを感じる瞬間を教えてください。
お客さまがオンラインで購入してくださったことをSNSを通して垣間見た時に「がんばって良かったな」と思います。ちょうど先日、社内の取り組みで店舗に初めて立たせてもらう機会があったのですが「いつもオンラインショップ見てます」と言ってくれたお客さまが偶然ご来店くださっていたんです。お客さまから直接そういうお言葉を聞けた時に「じっくり選んで、時間をかけて丁寧に撮影して良かった……」と、心から感じました。
―EC業務だけじゃなく、店頭に立つこともあるんですか?
最近始まった取り組みで、ショップ、EC、ヨーキーが互いにどんな働き方をしているかを体験し、みんなで成長するために気になる部署に留学できるというものなんです。会社から指名されるのではなく、任意で申請をして、面談を経て、レポートを提出してと、細かいステップがあるのですが、実際に店頭に立って経験することで、ショップのみんながどんな業務と向き合っているのかを知れましたし、何よりお客さまの生の声が聞ける貴重な機会だと感じて充実感がありました!
―働いていて喜びを感じる時はありますか?
スタッフみんなMEKEARISAの世界観やバッグが大好きで、そういう人と一緒に働けることが一番の喜びです。実際、自分たちが商品を純粋に「かわいい」って思っていないと、一つひとつの業務に気持ちが入らないし、やりがいも感じられないと思うんです。前職ではもの作りに携わっていたんですが、自分がかわいいと思うものだけじゃなく、あんまり乗り気じゃないものも作らなきゃいけなくて。卸売りがメインのメーカーだったから仕方のないことでしたが、少し息苦しさも感じていました。今は心からMEKEARISAが大好きな気持ちが伝わってくるメンバーばかりで、働いていて心地いいなと思います。
―会社が大きくなると仕事の幅も広がって、自分の本意じゃない仕事も増えてくると思います。本当に好きなものだけを扱える仕事ができるって、すごく幸せなことですよね。前職との違いは、そういう部分なんでしょうか。
そうですね。以前はクライアントの意向やオーダーに合わせて作ることが多かったので、自分にとってベストなデザインじゃなくても仕事と割り切って考えていました。今は愛理紗さんがかわいいと思っているものだけを扱っていて、おしゃれやかわいいものが好きな人に対して届けている。お客さまも自然とそういう人が集まってくるので、そこに自分が共感できることも大きな違いかもしれません。
―かわいいと思うものに囲まれながら働くのって、きっと楽しいんだろうなと思います。逆に、悔しいなと感じることはありますか?
オンラインショップに掲載した商品の反応が思わしくない時ですね。商品点数も多いので、もちろんそういうアイテムも出てくるとは思うんですが、もっと良い方法があったんじゃないか、工夫できたんじゃないかなって悔しくなります。そういう時は、もっと魅力的に伝える方法はないかな?とスタッフ同士で話し合うこともありますね。
―上手く伝える工夫のいろいろだと思いますが、具体的には?
バッグとハンカチのセットの組み合わせを変えたり、以前と画角を変えてみたり、同じ商品でも違った見せ方ができるよう色々と試行錯誤しています。わたしたちECチームは直接お客さまとお話できる機会が稀にしかないからこそ、バッグひとつの動きや反応を見逃さず、より良い魅せ方ができるよう、日々考えながら働いていますね。
―これまで働いてきて印象的だったことを教えてください。
「告白する時にプレゼントしたくて」と、オンラインで商品を購入してくれた男性のお客さまがいたことです。大切なシーンにMEKEARISAのバッグを選んでくれたことが嬉しくて、なんだかドキドキしました。絶対に不備がないよう、いつも以上に検品や梱包にも力が入りました。
―MEKEARISAを運営する会社はまだ創業して間もないですが、若い会社で働いていて感じることはありますか?
スタッフが主体的に動きやすい環境だなと思います。ECチームの立ち上げメンバーということで、決めなきゃいけないルールもたくさんあったけど、愛理紗さんもより良い方向へと柔軟に導いてくれました。意見を尊重してもらえたり新しいことにチャレンジできたり、風通しのいい職場だなと感じます。
―実際に意見を言える場があるんでしょうか?
月に一回ミーティングがあって、そこで意見を出すのはもちろん個人的に愛理紗さんと連絡を取り合うこともできるので、自分の考えやアイデアは提案しやすいですね。
―自分の成長を感じる瞬間はありますか?
ECはタスクの量がかなり多いので、見通しを立てて完璧にクリアできたときに、成長を感じます。働き始めた頃は自分に与えられた目の前の業務をこなすのに必死でしたが、最近は一週間のスケジュールを組んで動けるようになって、チームとしても成長できているなと。前職では一人でスケジュールを立てて、PCと向き合う時間が長かったので、それが少し新鮮でもあります。チームで動いているとイレギュラーなこともありますが、そんなときにみんなでクリアできると嬉しくなります。
―個人としても、チームとしても成長しているということですね。これからどんな風になっていきたいですか?
年上のメンバーが多いので頼ってしまうこともあるけど、普段からみんなをサポートできるポジションになっていきたいと考えています。この子に任せていれば安心、と頼ってもらえるような責任感のある働き方をしたいです。
―この会社で実現したいことはありますか?
お客さまもおしゃれが好きな方が多いと思うので、ファッション小物やベビーグッズなど、MEKEARISAの世界観に合うバッグ以外のラインナップを増やせたらと思っています。新しいアイテムが加わることで、ECもより新鮮味が増すんじゃないかなと。私は地元の友人にもMEKEARISAのオンラインショップを見てほしいし、もっと盛り上げていくためにも取り扱いの幅を広げたいと考えています。
―ぜひラインナップの幅を広げてほしいです。ちなみにお仕事と育児の両立は、しっかりできていますか?
急に体調を崩したり保育園で怪我をしてしまったり、子育てをしているとイレギュラーな出来事もあるけど、ECチームはママさんも多いですし、皆さんの理解がある方ばかりなのでとても働きやすいです。みんなで協力しながらチームで動けていると感じますね。
―互いにフォローしつつ、働かれているんですね。
私も旦那さんも実家が関東で、周りに頼れる人がいないので、そういう時に助けてくださる方がいて本当にありがたいです。
―最後に、読者へのメッセージをお願いします。
いつもMEKEARISAを気にかけてくださってありがとうございます。スタッフ全員「かわいい!」と心から思いながら商品と向き合っているので、その魅力がお客さまにもっと伝わってほしいなと感じます。ぜひ、買った時の喜びと実際のかわいさを体験してください!
Photo / Shirai Koumei
Writer / チリマルコ
Editor / Arisa Matsuo