総勢約20名のスタッフを抱える会社となったわたしたち。各部署のスタッフがお互いを知っていても他部署のスタッフのことはまだよく知らなかったり、店舗スタッフはお客さまとの接点があってもオンラインのスタッフはお客さまとの直接的な接点がないという、ところどころで感じる一方通行は少し寂しいなと感じていました。
そこで、こんなスタッフがこんな思いを持ってみなさんにワクワクやかわいさを届けているんです!と伝えたいな、メケアリサやヨーキーコーヒーで働くスタッフのことを、もっともっと知ってほしいなという気持ちが相まって、スタッフインタビューを行うことにしました。
ブランドを支えてくれるわたしたちのメンバーを、少しずつではありますがこの場でご紹介させてくださいね。
“一番のファンとして、お客さま目線を大切に働いています。”
川口由梨 | MEKEARISA | EC
中学2年生、小学5年生、小学1年生の3兄弟を育てるママ。自身もMEKEARISAの大ファンで、おうちにあるバッグはなんと20個以上! その日のファッションや予定に合わせて、「今日はどれにしようかな」と選んでいる時が癒しなんだとか。
―いつMEKEARISAに入社されたんですか?
2022年1月に入社しました。最初は枚方にあるお花屋さんのInstagramで愛理紗さんを見かけて、かわいいバッグを持っている素敵な方がいるなぁと思ったんです。いろいろ調べていくうちに、枚方公園に「MEKEARISA」というかわいいお店がオープンしたことを知って。枚方に住んでいるのですぐ足を運んで以降、あまりのかわいさに大ファンになりました。
―愛理紗さんから、川口さんは人一倍メケアリサへの愛を持って働かれているという話をお聞きしました。
本当にファンなので、日々ワクワクしながら出勤しています。バッグを眺めているだけで元気をもらえるんです。大好きなバッグのお店で働けてすごく幸せですね。
―今はどんなお仕事をされているんでしょうか?
MEKEARISAのECチームに所属しているので、主にオンラインショップの入荷準備や発送作業をしています。毎週金曜日の入荷に向けて準備を進めるのですが、まずは在庫状況と色のバランスを見ながら、オンラインショップにどのバッグを出すか決めるところから始まります。今、どんなカラーをお客さまが求めているのかをスタッフとの話し合いの中で仮説を立てながら、掲載・販売するアイテムを選ぶんです。商品が決定したら撮影と検品。特に検品はとっても大切で、一番注力している工程と言ってもいいかもしれませんね。お客さまの元にお届けする前に状態を細かく確認し、安心してお使いいただけるように整えます。金曜日に入荷したあとは、お買い上げいただいたものを順番に発送。発送前も念入りに検品してから梱包しています。
―オンラインショップに掲載する商品は、どのように決めているのですか?
店舗で購入されたお客さまのInstagramのタグ付けやハッシュタグをこまめにチェックすることが多いです。現地からバッグが届いた際には、スタッフ同士で「かわいいね、これはどうかな?」と言い合って決めることもありますよ。
―それはすごく盛り上がりそうですね。
みんなでワイワイしながら決めるのは楽しいです。“かわいい”センサーにビビッとくる感覚を大切にしています。
―普段はどんなことを意識して働いているのでしょうか?
スタッフである以前にMEKEARISAの大ファンなので、お客さまと同じ気持ちというか、これだったら喜んでくれるだろうなっていうのを想像しながら仕事をしています。その目線が一番生かされているのは検品作業ですね。現地から荷物が届いた際、ほつれていたり汚れが付着していたりすることもあるんですが、「これが届いたら残念な気持ちになるかもしれない」とお客さま目線に立って、注意深く確認するようにしています。
―ファンだからこその視点ですね。
すごく細かいかもしれないけど、やっぱり自分だったらショックだなぁと思ってしまうので、そういうことがないよう普段から気を遣っています。特にECは対面で販売しているわけではないのでお客さまの表情が見えないですよね。なので、なおさら慎重に扱うべきだと考えています。
―どういう時にやりがいを感じられますか?
オンラインショップで購入してくれた遠方の方が、「オンラインショップで買いました!」とコメントと一緒に商品の写真をアップしているのを見つけた時です。お客さまと直接お話はできないですが、喜んでいただけているのを見ると、心を込めてお届けして良かったなあと嬉しくなると同時にやりがいを感じます。
―働いていて喜びを感じられる瞬間を教えてください。
枚方で過ごしていると、メケアリバッグを持って歩いている方を頻繁に見かけるんです。その時はすごく嬉しいですね。電車によく乗る息子が、「電車に乗ってたらママのバッグを持ってる人見つけたで」と報告してくれることがあって。その言葉を聞くと、スタッフとしてはもちろん、母親としても嬉しくなります。
―ここで働いていることを、お子さんたちも応援してくれているんですね。
私は子どもが生まれてからずっと専業主婦をしていて、自分のやりたいことを優先してこなかったんです。だけど40歳の誕生日を目前に、「ママもこれから自分のことがんばるから!」と家族に宣言をして、好きなことをしてみようとMEKEARISAに応募しました。
一番下の息子が「眠たいから学校に行きたくない」と駄々をこねている時、「ママも今日お仕事がんばってくるから」と伝えると、「しょうがないから学校頑張ってくるわ。ママもお仕事がんばって」と言ってくれるんです。他の2人もいつも応援してくれていますね。
―素敵なご家族ですね。とても温かい気持ちになりました。逆に、仕事をしていて難しい、悔しいと感じることはありますか?
自分たちで選んだ商品が思うように売れなかった時、お客さまの心に響かなかったんだなぁと切ない気持ちになります。稀にお客さまから返品されてしまうこともあるのですが、不具合もなく戻ってきてしまった時は悲しいですね。写真のイメージが実物と違っていたのかなとか、いろいろ考えてしまいます。
―写真で伝えるのって難しいですよね。働いていて印象的だったことはありますか?
初めて一緒に働くECスタッフのみんなと会った日のことは、ずっと忘れられません。枚方公園駅の店舗に集合したのですが、お客さんではなくスタッフとして店舗に足を踏み入れることができたことにまず感動して。同じ職場で働くみなさんと会ったのも始めてだったので、これから一緒に働く仲間ができたんだとしみじみと噛み締めました。
―MEKEARISAを運営する会社はまだ創業して間もないですが、若い会社で働いていて感じることはありますか?
一人ひとりのカラーが会社のカラーとして反映されやすいなと思います。大企業と中小企業、どちらでも働いたことがあるのですが、大きな会社はある程度ルールがないと統率が取れないし、小さな会社になると社長のワンマン経営になってしまうことが多いのかなと。愛理紗さんは「自分から何でも言ってきて!」というスタンスで、愛理紗さんとブライアンさんが大きな木の幹で、そこにスタッフたちのカラフルな実がたくさん生っているようなイメージ。みんながそれぞれに良くしていきたいという思いを持っていれば、その思いが反映されて素敵な会社になるんじゃないのかな。無限の可能性があると感じられるから、働いていて楽しいですね。
―どんな時にご自身の成長を感じますか?
褒めてもらったり頼ってもらったりした時ですね。「これってどう思います?」と意見を求められると、私も頼ってもらえるようになったんだ!と思えて誇らしくなります。
また、今働いているECのスタッフはみんな同期で、それぞれ得意分野も違うから、そこを活かしつつ互いに助け合いながら働いています。私はもともと先頭を切って盛り上げるようなタイプではないので、みんなのサポート役になれたらなと思っているんです。微力ですが、少しずつ成長するなかで、その時どきに抜け落ちているところを、さりげなくフォローできるような役割としてチームに貢献していけたらなと思います。
―チームプレーの中で日頃から気を付けていることや意識していることはありますか?
マスクで表情が見えにくいですが、一人ひとりのことをよく見るようにしています。体調が悪そうだったり朝からお腹のあたりを触っていたり……、同じ女性だからこそわかり合えることもあると思うので、そんな時は「大丈夫?」と声を掛けるようにしています。みんなが作業しやすいように気を配るとか、本当に小さなことだけど、細かい配慮を忘れずに働きやすい環境作りができたらいいですよね。
―この会社で実現したいことを教えてください。
MEKEARISAもYORKIECOFFEEもオフィスも枚方で、愛理紗さんご自身も枚方出身、枚方在住。枚方にゆかりのある会社なので、地域性をもっと打ち出せたらと思っています。月に一度、枚方駅から枚方公園駅までのエリアで「枚方宿くらわんか五六市」という手作り市が開催されているのですが2店舗ともその通り道にあるから、そこで販売ができたらいいなと思ったりもします。普段、お客さまと直接話す機会がないので小さくてもいいのでイベントを通して交流がれきれば嬉しいです。あとは、たまに店舗で接客もしてみたいな。もちろんEC業務がメインですが、実際のお客さまの温度を肌で感じることで、学べることもあるのかなと思うんです。
―素敵なアイデアですね!それでは、最後に読者へのメッセージをお願いします。
いつもMEKEARISAを愛してくださってありがとうございます。私はスタッフである以前にメケアリサのファンなので、これからもみなさんと同じ気持ちでMEKEARISAのバッグや小物がある毎日を楽しみたいと思っています。ぜひ私たちと一緒に楽しみましょう!これからもよろしくお願いします。
Photo / Shirai Koumei
Writer / チリマルコ
Editor / Arisa Matsuo